木彫教室[第51回]-万力-

万力

 普通の木工用の万力は、本当はカービングに適してはいません。

 なぜなら、木工万力は、ジョー(クランプする箇所のこと)や他のさまざまなエッジがあり、それらはしっかりとクランプするために、結構広いスペースを必要とするからです。

 結果として、クランプによりワークが隠れてしまうところが広くなってしまい、隠れたところを作業するために、何回もクランプし直さなくてはならない事態になります。

 クランプの中で、最も便利なものは、カーバーズチョップと呼ばれるものです。

 タイプによりますが、付属するクランプで作業台に固定するか、作業台の穴を通して、下側からボルトで固定できるタイプのものがあります。

 万力のジョー部(ホールドする部分)は、ワークが滑る危険性を最小限にするため、革でライナーするべきです。

 これらより、もっとよいソリューションは、自由万力(首を360度、さまざまな方向に回すことができる)メタル(鉄製)万力です。

 メタル万力は作業台にボルトで固定します。どの角度からも、ワークのどの位置にでも簡単にツールを届かせることができるように、この万力のジョーは回転させることが可能です。

 そして、ここでも忘れてならないことは、やはり、ジョーは革でライナーされているべきだということです。

木彫教室メニュー一覧に戻る