木彫教室[第47回]-セッティングイン(Setting-in)2-

セッティングイン2

 大部分の仕事においては、ガウジは手によってかける圧力で切削します。

 もしくは、手のひらの”たなごころ”を使って、手でツールを軽く叩く方法でカットを進めます。

 しかし、ときおりマレットが必要になるときがあります。

 特に、マレットが必要になるのは、セッティングインの前のステージで、あら削り、もしくはセットインの段階においてです。

 プロの彫刻家は少なくとも重さの違う2つのマレットを所有しています。

 そして彼はどんなときでも、実運用上は軽い方のマレットを使います。

 なぜならば、継続してマレットを使う仕事は骨の折れる仕事ですし、不必要に重いツールを使うことは、努力の割りに報われないことが多いからです。

 バックグランドが、すべての箇所で同一高さの面になるような平らなデザインの場合、小さなルーターが最も便利なツールとなります。

 これは、木の塊を除去するためのツールではありません。(そういう仕事は、普通のカービングツールで行います)

 すべての深さを一定に保つような仕事(バックグランド作業のようなもの)に使うものです。

 このように、最初のバックグランド作業は、仕上げの深さよりわずかに届かない深さにまで彫って仕上げます。

 ルーターはこのような作業をするとき全面を同じ高さにするのに使用します。

 この作業を行うと、表面は少なからずスムーズに仕上がります。

 その後、平らなガウジで彫刻時にツールがつけたマーク(ツールの歯による切削したを痕跡)をきれいに取り除きます。

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