木彫教室[第40回]-ツールを砥ぐ(9)-スペシャルツール-

スペシャルツール

 すべてのスペシャルツール、たとえばカーブド、フロントベンド、バックベントなどのツールは、同じような方法で刃先を砥ぎます。

 少し注意が必要なものは、スプーンビット、エンタリングチゼルの類のフロントベンドガウジです。

 オイルストーンのスリップは刃先をクラッシュしやすいので、スリップの端の部分しか砥ぎには使いません。
(下図)

 ひとたび、ツール(ガウジ)が良い状態になれば、その後のメンテナンスはストローピングを時折行うだけで、ガウジの刃先を鋭く保つことができます。

 時折、刃先はオイルストーンやスリップ(木片)で整え直す必要が生じますが、切れる刃先にするための秘密は、刃先が悪い状態にならないよう、常に保つことにあります。

 この理由から、ツールを購入したらすぐに、ツールをロール(のみ巻き)に入れて、道具箱の中でぶつからないようにしなければなりません。

 ツールのポケットは両側で対象になっているわけではなく、入れ違いに入るようになっています。
(写真)

 この方法だとツールが接触する危険性が減ります。

 もし、ツールが刃こぼれを起こしたり、刃先が直線でなくなったりした場合、適当な角度でツールを保持して、ストーンでこすることで、歯こぼれを直します。

 また歯先が直線でなくなった場合は、すべての刃先で平らになるまで、ストーンで刃先を整えます。

 これを確認する方法は、刃先に当たる光の反射光で確認します。

 光の線が途切れたところが、ガウジの研磨が必要な箇所になりますので、簡単に確認できます。

 刃先に不均衡(直線でない場合など)があった場合、そのツールは使用している最中に訂正されることはないので、直ちに整える必要があります。そうしない限り、未来永劫、刃先が整うということはありません。

木彫教室メニュー一覧に戻る