木彫教室[第39回]-ツールを砥ぐ(8)-ガウジ(ストローピング)-

ガウジ(ストローピング)

 次にストローピングを行います。

 ストローピングは革を用いたホーニング(研磨)のことで、すでに説明しています。
 外側のBevelは、ロッキング動作でこすられるので、すべてのエッジに届くまで、丁寧にストローピングします。

 エッジが1つの角度を持って線がつくように、ストロープに沿って、かつストロープの中に食い込まないように研磨します。

写真はストローピングをしているところです。
このように外側のbevelを砥ぎます。

 内側のBevelに関しては、どのような革でもいいのですが、内側のRと同じサイズに折りたたんで、ストロープするか、木の切れ端にストロープを巻きつけた特別な研磨用冶具を作成し研磨します。

 実は、写真に使っている革は”ベルト”の切れ端です。
 新しいベルトを購入すると、ベルトは普通十分長いので、どこかで切らなくてはなりません。切った切れ端というのは、捨ててしまうと思いますが、このように折りたたんで、ガウジの家側bevelをストローピングに使うと、実はすごく良いのです。適度な厚さがあり、折りたたむと、bevelの内側Rにピッタリ合います。クラフトマンは革ベルトの切れ端を取っておくとようにしましょう。

 木の切れ端をストローピングに使うのも、非常に便利です。

木にストロープを巻き付けたところ

 ストロープを木の切れ端に接着して、すでに説明しましたクロッカスパウダーと、タローを塗布して研磨します。

 写真は私が床屋さんから譲りうけた革砥です。
 革のベルトとその下に布のベルトあり、砥ぐ必要性により使いわけます。
 刃先は比較的すぐに切れるようになりますが、そんなに長続きはしません。

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