木彫教室[第24回]-レタリング(文字の加工1)-

文字の加工1

 ここからの説明は実際のカッティングに作業の説明になります。

 何回か練習すると、スペード型のガウジがハンドリング(取り回し)に楽だということに気づくでしょう。

 スペード型とは歯の先端が広がっているタイプのガウジのことで、以前の回の彫刻刀の説明の回で触れました。

 スペード形は切削加工時にきれいな切削面を作ることができるのです。

 一般的に言って、あらゆる文字の中で直線的な文字は、まず最初に文字の中心でスタブするのがベストのプロセスです。

 スタブとはチゼルを立てて彫刻材に垂直に切り込みを入れることです。

スタブ加工

 全体の長さに対して約6mm(1/4inch)小さいチゼルを選択し、スタブを行ってください。

 つまり、25mm(1inch)長の文字を掘ろうとする場合、19mm(3/4inch)のチゼルが必要ということになります。

 これはちょうどセリフの長さ文だけ短い計算になります。(セリフについてはすでに説明しましたが、忘れた方は何回か前の記事を読み返してみてください。)

 同様に、31mm(1.25inch)の長さの文字を掘る場合は、25mm(1inch)チゼルが必要となります。

 そして、各文字の長さに適合したチゼルを選び、作業を行います。

 短いチゼルを複数回に渡ってスタブすれば同じ効果になるのではないかと思われるかも知れません。

 たとえば、先の例では31mm(1.25inch)の文字を作ろうとして、スタブ長は25mmが欲しいのですけど、5mmのチゼルを5回行えば良いのではないかと。そのように考えてしまうことがあると思います。

 理論上は確かにそうですが、

 しかし、ここには彫刻作業をする上でのコツがあります。すなわち、

得たい面(形状)をカバーする、最大のツールを選んで切削を行うということ

 です。

 この場合は25mmの一直線のスタブが欲しいので、できるだけ25mmのチゼルを用いて、一回で作業を終わらせます。これがコツになります。

 本当に大きな文字、たとえば50mm(2inch)を超えるような文字の場合、パーティングツールをこの作業に用いることができます。

 この場合、セリフもパーティングツールで作ろうとしない限り、比較的良い結果を得ることができるでしょう。

 セリフをパーティングツールで作成するのには、もっとスキルが必要ですが、試してみる価値はあります。

 えんぴつで書かれたパネルを横切る水平のラインは、スペーシングとセリフの切削加工の助けになります。

 しかし、練習を積むと、あなたの作業スピードアップとともに、リンクしているセリフの直線凹加工は、作業の一部として自然にそれを引き出すことができるようになるでしょう。

 しかし、それぞれの文字の垂直の方向の中心線は必要です。
 2つの外形ラインの中心位置を見つけることは、非常に簡単な作業なので塗りつぶす必要はありません。

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